ナラ枯れ病の被害についての記事を読んで昨年、9月
山形県で見た景色を思い出しましたので投稿。
山形県の大蔵村は日本一美しい村といわれている山村です。
日本の棚田100選にも選定されている「四ケ村棚田」を撮影に
訪れたあと肘折温泉に向かった時のことです。
まだ、紅葉には早い山のあちらこちらにまるで紅葉したかのような
赤茶色の景色に出会った。
よく見るとミズナラやコナラなどの樹木のようである。
今まで見たこともないことなのでどうしたのかわからずに、ただ
枯れてしまったのかな?程度の認識でした。
ラジオでナラ枯れ病の被害があることを初めて知ったのは
その数日後でした。
今年も各地でナラ枯れ病が出ていると聞き、昨年の 写真を探して
見たのですがない。 撮影してなかったようなのです。
四カ村の棚田の写真を見たら周囲の山にナラ枯れ病の
木が写っていました。
下の写真は四カ村棚田

矢印のところを拡大すると

白い矢印のところが木が茶色くなっています。
これは紅葉ではありません。
ナラ、カシの木に穴をあけて入り産卵する カシノナガキクイムシ(カシナガ)という
体長4ミリほどの甲虫が原因という。
産卵の時に運ばれる菌類(ナラ菌)が樹木を枯らすといわれているという。
このサイトに詳しく出ています。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/forest/naragereinfo.htmブナ科のコナラやミズナラが枯れる被害のナラ枯れ病は全国に広がっているようです。
この秋の記事だけでも、山形県、新潟県、秋田県、福島県、京都府、鳥取県、
東海三県などで見かけます。
早く、手を打たないと全国に大きな被害を及ぼしそうなのです。
昨年目にしていた景色をきちんと写真に撮っていなかった。
と反省しています。 美しい景色ばかりが写真ではないからです。
ニュース性のある写真や記録の写真も撮影しておくべきでした。
posted by しんちゃん at 09:22|
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