稲刈りが終わった水田に、水がたまって青空が映っていた。
その中に稲が再生した稲のひこばえが緑に輝いている。
稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)とも呼ばれている稲刈り後に再生した稲です。

水田をよく見ると、たくさんのトンボが飛び交っている。
みなペアになって水田のあちらこちらに移動し、水面に近づいてはお尻を水にチョンチョンとつけているトンボもいる。
これは、連結打水産卵という産卵方法のようです。
始めてみるトンボの習性に驚いたのですが、産卵ではないかと素人でも気付いた。
トンボはよく見かけるアキアカネのようです。

写真を撮ろうと望遠ズームレンズを付けて構えるがうまくゆかない。
トンボの動きが早くて、オートフォーカスではピントがずれる。
置きピンにしてもどこに飛んでくるかわからず、構えている場所にはほとんど来ない。
難しい! 難しい!
トンボの移動が予測できない。

それでも何枚かはピントの合った写真が撮れた。
アキアカネは夏は高い山で過ごすようです。
秋になると里に下りてきて赤トンボとして見ることができる。
でも、ナツアカネとアキアカネとがいて区別が難しいと図鑑にはある。
11月に入ったこの季節なのでアキアカネだとは思うけれど自信がない。
そこでピントの合った画像の中から胸の模様を見てみると、
アキアカネの特徴が出ている縞模様を見つけました。
(画像はわざと明るくしています)

アキアカネの産卵、偶然に出会った自然の営みを知ることができました。
レンズは canonEF100-400mmF4.5-5.6L IS U USM
1/4000秒、f5.6、 ISO 500
三脚使用、マーキンス自由雲台Q10i-BK
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