2017年02月24日

明通寺

明通寺は福井県小浜市にある真言宗のお寺です。

訪れたのは2月14日。
積雪は70cmくらいあったかもしれない。
お詣りする人の歩く道は除雪されていました。

拝観料 500円を差し出すと、本堂をご案内しますと
言われたので、雪があるうちに写真を撮らせていただき
たいとお願いしたら了承してくださいました。
本堂と三重塔は国宝です。
本堂の前にはうず高く雪が積まれている。

「本堂の内部をご覧になるなら開けておきます」とわざわざ
僧侶の方が雪の階段を上ってきてくださった。

三重塔は雪の中に静かに佇んでいる。
明通寺.jpg
時折、日が射して空も青くなる時がある。

明通寺には何度も来たことがあるが、ゆっくりと本堂の内部を見て
いないことに気が付いて、入ってみることにしました。
古くて重く感じる木の扉を開けると、雪の反射した光が内部を照らしたが、
扉を閉めると暗くなり少し不安を覚える。

本尊の薬師如来坐像が目の前に鎮座していて私を見ている。
こちらもじ〜と見つめる。
畳に座って見上げるとなぜか144.5cmもある薬師如来座像の姿
がやさしく感じてきた。
目を閉じてみる。

暗い本堂にうっすらと雪明りのような光は感じるが音はない。
うすく目を開けてみる。 そして また目を閉じる。
やがて眼を閉じていると何も考えていない自分がいる
事に気が付いた。
「無念無想」   この心境がそうかもしれない。

穏やかな気持ちは肩から無駄な力を取り除き、座っている
ことに不安もなくなり、ただ安らいだ心が満ちてくる。
不思議である。  
今までに経験したことのない健やかな気持ちである。
本尊の薬師如来座像はただ目の前に大きく鎮座し、目を
わずかに細めて私を見ている。

やがて心が洗われた気持ちで立ち上がり、一礼して扉を
開くと、雪の強い光が一気に本堂の内部を明るくした。

拝観者が少ないこの季節だから経験できたのかも
しれないと山門まで下りてきて感じたのです。






posted by しんちゃん at 14:11| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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