2013年11月30日

海を見つめて

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朝日が昇った海をひとりの男が見つめている。
両手を後ろに組んで、ただ光り輝く海を眺めている。
朝早いのにきちんとした服装で革靴のまま砂浜に来ていた。
その後ろ姿は、見ているだけで悲しく感じられたのは、ひとりで立っていたからだろうか。

遠くに目をやると、海面からわずかに湯気のように靄が立っている。
その先にある水平線の近くを大きな船がゆっくりと進んでゆく。
上空は清々しい青空である。

男は、まだ動こうともせずに海を見ている。

やがて、大きくため息をついて歩き始めた。 ゆっくりとした足取りで。

海は何もなかったように逆光の強い光にきらめいている。
冬の海。 なぜかしんみりとした風情が感じられた朝であった。



ラベル:伊豆
posted by しんちゃん at 07:23| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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